2006年06月30日
仁淀川はゆるうに流れ・・・

紅簾石 片岡文雄
ゆるうに流れよります
仁淀川は
ゆるうに流れよりますきに
鮎やらゴリやら魚は全部
水のいろにうち沈んぢょります
けんど
合歓の花が咲いちょる木の枝が
川上の方で ひょいと
流れへ突き出いちょったがですろう
その露にうたれたがですろう

まっこと
どっかの村の火事のはじまりみたような
そりゃあ熱うて
紅かい石を
見かけることがありますのう
コウレンセキ
そう ひとが教えてくれましたけんど
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*作者片岡文雄は土佐在住の詩人。
郷土詩人と言ってしまうには中央詩壇でも著名ですが、
現役の詩人で、土佐を愛し土佐の人・物・事を詠わしては
この方の右に出るものはないでしょう。
その意味ではほんとの郷土詩人です。
Joeを育んでくれた日本一の清流 仁淀川のことも、
この詩人の愛を込めた語り口がハートをやさしくくすぐります。
この「ゆるうに流れよります・・・」などどいう土佐の言葉が、
とっても柔らかでやさしい。
紅簾石ってきれいでしょう・・・!
石鎚山系、秩父古生層の深い谷から流されてきた赤い石。
その他の色もあって五色の石と言われています。
桂浜あたりの海岸でも見られます。
あぁ・・・帰りたいなぁ ふるさと・・・